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【ジュエリー製作】真鍮のねじねじリング(K24めっき)
今日は、先日のフリマでオーダーを頂いたリングの制作です。

今回は、オーダーの方にも制作過程をお見せしようと思い工程ごとに
写真を撮ってみました。
ジュエリー関係者は、最後の方のメッキの工程が楽しいかも・・・。

まずは、素材の真鍮の2mm角線(断面が2mm角の棒)を用意します。

P4140313w.jpg

実は、この角線はホームセンターなどで売っているのです。
風イロは、東急ハンズで購入してます。(細かいサイズの刻みがあるので便利です)

次に、この真鍮の角線をねじる前工程の”焼きなまし”をします。

P4140320w.jpg

硬い金属ですが、赤くなる直前まで熱して急激に冷ます(水の中に入れる)と
手で曲がるくらいの柔からさになります。
この焼きなましをしないで、金属の棒をねじると手かペンチが壊れます。
そして、無理にねじられた金属は、無残にも折れてしまいます。
(硬いフランスパンを無理やりねじった感じです)

焼きなましをしたら、片方を万力に挟んで固定します。
以前は両手にペンチを持ってねじっていたのですが、効率が悪いのと
綺麗なネジネジにならないので最近はこの方法で定着しています。

P4140321w.jpg

程よくネジネジになったら、次は指輪のサイズ出しです。
芯金と言われる指輪のサイズを刻んだ長い棒(ジュエリー屋さんでお客様の
リングのサイズを測ってくれる棒の親分みたいなものです)にネジネジの真鍮
巻きつけます。
この時、ねじる事で金属が絞まって硬くなっている場合は、再度焼きなましを
します。

P4140322w.jpg

この時、出来上がりサイズより少し小さめのサイズの印のところに巻きつけます。
後で、リングの中側を削ったり、真円にするために叩くのでそこでサイズが大きく
なるぶんを見越しておきます。

巻きつけが終わると、ここぞと思うところでカットします。

P4140323w.jpg

そして、口を閉じます。

P4140324w.jpg

普通のリングと違ってネジネジリングの難しいところは、ここから・・・。
金属がネジネジされているので、そのまま口を閉じるとネジネジの目が合わないのです。
そこで、ネジネジが合うように回転を緩めたり、逆に絞ったりしながら綺麗なネジネジ
になる様に合わせます。

ネジネジが合ったら、いよいよ「ろう付け」です。
ろう付けは、金属の溶接ですね。
フラックスという特別な薬剤(「ろう」と言われる金属が流れる道を作ります)を溶接
面に、ちょこっと塗って、1mm角に切った「ろう」を置いてバーナーで指輪を熱します。
指輪が熱くなったところで、次に「ろう」に熱を加えます。
すると土台の金属(今回は真鍮)より低い温度で溶ける「ろう」が溶けて、フラックスの
上を流れます。その後一呼吸ほど熱してやると綺麗に溶接が出来ます。

P4140325w.jpg

溶接が終わると、「酸洗い」と言われる工程です。
酸性の液体の中に入れて加熱して付いた黒の酸化被膜を除去します。

ここまで来たら半分完成したようなものです。

あとは、ひたすらヤスリで磨き上げます。
風イロは、7~10のヤスリを使います。
最初は洗い目のヤスリで最後はツルツルに近いヤスリです。
ヤスリと言っても電動ハブラシのような道具に特別なヤスリをつけて
電気の力で磨き上げます。

P4150329w.jpg

これで完成なのですが、今回のオーダーは「K24めっき」のリングです。

先日購入した「めっき工房」なる道具を使います。

P4150337w.jpg

これは、家庭で出来るめっきです。
置くにある白い棒が本体です。
この中には電池が入っていて、プラス極がペン先(左の黄色い先)にあって
マイナス極は赤いプラグにつながっています。
ペン先には、フエルトが巻きつけています。
手前にあるアンプルが、左から「K24」「脱脂」「ニッケル」です。

まずは、出来上がったリングを綺麗に石鹸で洗います。
洗い終わったらなるべく手で触らないでティッシュなどの上においておきます。

次に、ペン先のフエルトに「脱脂の薬」をたっぷりつけて、金属にマイナス極(赤い方)を
触れさせて、ペン先で液を塗りつけます。
フエルトペンで塗るような感じです。
脱脂が終わると、今度は同じ要領でニッケルをめっきして、次にK24でめっきをします。

P4150334w.jpg

右が真鍮の素材色
左がニッケルめっき
上のリングがニッケル→K24めっき

めっきを施したら、水洗いをして完成です。

  P4150335w.jpg

このあとは、表面にコーティングをして少しでも綺麗なままが続くように
します。(コーティングは”シルキープ”を利用しています)


明日、オーダーして下さった方に郵送で送ります。
楽しみに待っていてください。






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tag : 真鍮 オリジナルジュエリー ろう付け めっき

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はじめまして
はじめまして、酢と申します。
「真鍮の焼きなまし」について探していたところ”風の彩”のジュエリー工房へたどり着きました。
真鍮への焼きなまし作業について詳細に説明されており、とても参考になりました。
今まで「急激に冷ます」という行為が信じられなくてやっておりませんでした。
鋼とは少し違うのですね。今度試してみたいと思います。

ロウ付けについて質問よろしいでしょうか。
真鍮に対してのロウ付けは何を使用していますか?真鍮色のまま繋がっているようにみえましたので、もしよろしければご教示いただけないでしょうか。
よろしくお願い致します。
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